地震と津波と原発事故 浪打際で風化する男の人生 古里を捨てて行く男の悲しみに 破壊された彫刻は何を想ったか
2015年2月27日金 開演19:00 裾野市民文化センター大ホール
静岡県裾野市石脇586 TEL055-993-9300
一般3000円 高校生以下 1000円(宝くじ助成により特別料金)
(風化についての文章・・・略)
僅か3年前のあの原発事故、当時世界をあれだけ震撼させたあの悲劇の記憶が当時
国である日本の中で、こんなに速くこんなに脆く、早くも風化の様相をほ呈し始めて
いることに、僕は激しい憤りと悲しみを感じます。
東京オリンピックを招致したい為に、この国の宰相が現実の状況を、アンダー・コン
トロールと、笑顔でぬけぬけと云い放つこと。
メトルダウンの始末もつかず、核燃料廃棄物の処理の方策さへ見つからぬまま、政府
が財界が、そして世論さえ、原発稼動へ舵を切り,更には原発輸出さえ進もうとしている。
この事故で死の淵へ追いやられた方、故郷を捨てざるを得ない方、今 苦しんでいる
福島の方々に、何と申し開きすれば良いのでしょうか。
我々富良野groupは、微力ながら少しでも福島に寄り添い、風化に対抗する一石
を投じようと三年かかって小さな舞台劇をつくりました。
それがこの『夜想曲ーノクターン』という作品です。
一生懸命、真剣に創りました。
小さいけれど我々の思いと感動をお届けできると自負しております。
今の日本の、愚かな風化を、少しでも食い止める意志のある方に、一人でも多く,観に来ていただきたいと思います。
みなさまの御協力、御尽力を心の底からお願いいたします。 倉本 聰
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公演チラシより抜粋 (一部かな送りなど間違って記載してる部分があります)
チラシだけで観客を呼び込む文章です。
同じことを想っても 表現できない自分は見に行くしかない・・・